鶏のトサカ: フローレンス・ナイチンゲールの最も有名な統計図表


フローレンス・ナイチンゲールは1858年の後期、東方での戦争における英国陸軍の死亡者の原因を明らかにするダイアグラムを独自に作った。それの示すところによればクリミア戦争で死亡した兵士たちは、負傷によるものやその他の原因によるもの(ダイアグラムの赤と黒の部分)より、むしろ疾病(青の部分)によって死亡していることが分かる。さらに、それが示すところでは、死亡率は戦争の最初の年(ダイアグラムの右半分)が高く、その時期は1855年3月に政府の派遣する衛生委員が野営地と病院に衛生状態を改善するためにやってくる以前のことである。

「フローレンス・ナイチンゲール、復讐の天使」の読者たちはナイチンゲールがこのダイアグラムを作る上で非常に苦悩したことを理解できるだろう。政府は彼女が自分自身を不利にする、このような統計資料を公表することを許可しなかったであろう。その統計が示すのは兵士たちの主な死因が病院の衛生状態そのものであった、ということである。それゆえ、彼女が公表したこのダイアグラムで、彼女は衛生環境の改善が必要であることを立証しようとした。そのとき彼女は衛生委員たちが病院を清潔な状態にした後、死亡率が低下したことを示す陸軍側の数値を利用している。彼女の敵対者たちは、死亡率の低下の原因は同時に生じた他の要因の変化にある、と主張した。このダイアグラムはしばしば「鶏のトサカ」と呼ばれている。ナイチンゲールが使ったこの言葉は別の意味を指している。(この言葉の意味を説明している論文のサイト集を参照のこと。)

このダイアグラムは今やデジタル処理され、再生されている。誰でもTIFビットマップとしてダウンロードできる。この新しいダイアグラムは表2にあるナイチンゲールの「英国陸軍の衛生史」のデータを使ってCorelDRAWスクリプトで自動作成されたものである。この作業の最中、オリジナルにある誤りを発見することができた。いくつかのセグメントが骨の折れる手計算のために誤ったサイズに書かれていたのだ。この誤りは1854年の9月、1855年の10月、それに1855年の12月に著しい。これらのセグメントは正しいサイズに修正され、(原文の方も同時に。)改訂版が存在するが、それはナイチンゲールがこれら死亡者数の統計を大変重大視していたであろうと考えられるからであり、彼女が1858年の印刷の誤りをそのままにしておくことは望まないであろう、と考えられるからである。


以下のどちらかを選択してください。

オリジナルTIF - 300 dtp, 313 キロバイト、圧縮Packbits
改訂版TIF - 300 dtp 改訂版, 326 キロバイト、圧縮Packbits

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